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2010年8月

トイストーリー3 子供にはこわすぎ

あいもかわらぬお涙頂戴的なしつこい内容を、シニカルなユーモアで中和させて観させる展開は相変わらず流石。.

そして進歩したCG技術&3Dの映像は子供には十分すぎるほどリアル。

そこまではいいのですが・・・。

以下、若干ネタばれあり。

内容は要するにサスペンス風夜間の脱走劇。しかも悪役連の性格はかなり陰湿rain.

イラクのアブグレイブ収容所あたりを皮肉ってるつもりなのかもしれないのですが、まあ就学前の子供には当然理解不能。

その他バズがデフォルト状態になったり、バービーちゃんの彼氏の性格が70年代不良スタイルだったりとオジサン・オバサンにはおもしろいネタにはなってるのですが、これまた子供には理解不能。気味悪くて恐ろしげですらある様子。

子供向けなんだか、オトナ向けなんだか判らない映画になっちまってるのです。

子連れのオトーサン、オカーサンも楽しめるように組み立ててくれてるのかもしれないのですが、キャラクターデザインやコマーシャル展開からいっても小学生低学年向け映画のはず。
でも、内容はというと、むしろオトーサン、オカーサンしか楽しめない・・・。一歩譲っても中学生以上じゃないと楽しめなさそう・・・。

で、これまた「しかし」なのだが、中学生以上になって「トイ・ストーリー」を映画館に見に行くのか???と思ってしまうのは僕の世代感覚が間違っているのかどうなのか・・・。

なんでも、現代アメリカの不景気・リストラ渦巻く社会を風刺しているつもりらしいが(個人的にそういう演出は大好きなのだが)そういうネタを「コドモ映画」にもかかわらず重要な要素にして作っちゃうのはどうなんでしょう?私は製作側の自己満足と感じざるを得ませんでした。

だって、ラストまで見ると感動的なのだそうですが、我が5歳の娘は恐怖のあまり途中で「こわいよ~」とシクシク泣き始めweepギブアップ。くそ・・・。(-゛-メ)

高い3D料金まで払っての途中退席に(逆?)恨みをこめて申し上げます。「肝心のコドモを最後まで魅せられないコドモ映画なんてコドモ映画失格である。」 と。

ヒョーロン家センセイは、絶賛されておるようですがこれは子供向けファミリー向け映画ではありません。

むしろ、これからの人間は個人のアイデンティティなど認められず労働力・商品として消費され、その人間関係は崩壊していくであろうという冷酷な現代社会を商品としてのオモチャによって風刺した映画というべきで、ウッディだ、バズだとキャラクターで楽しんでる子供を連れ込んで楽しめる映画ではないようです。

これから見に行かれようとされてる子連れオトーサン・オカーサン、よくよくご注意の程を。m(_ _)m

Toystory3

ま、そんなこんなで、ぼくの小さな彼女とのデートは大失敗のうちに終わったのでした。(u_u。)

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

(チョイ役でトトロが出てるあたり、「米帝ディズニー(=アメリカ帝国主義者たるディズニー)に対抗すべく東映動画に入社された。というハヤオ先生もだいぶ「ヤキがマワッタ」といったトコなのかなぁ・・・。などと雑想した次第でありました。)

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