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2011年2月

東京タワーとスカイツリーとブンメー論

おもちゃ屋で東京タワーとスカイツリーの模型を見ていて思いつきました。
 
日本人なら誰もがご存知「東京タワー」
エッフェル塔がモデルというより高圧線の鉄塔を
スケールアップしただけのように見える、
なんともやっつけ工事な鉄塔ですが、スカイツリーと見比べたら、
無骨なんだけど、人情味あふれるいいヤツに見えてきた。
何でだろう?懐古趣味かな・・・?何でだろう・・・?
danger
そこで、勝手な文明論に突入します。
私の尊敬する養老先生によれば
「文明とはピンとはったシーツの一点を摘み上げるようなもの」
だそうである。
世の中全体が平均的に向上するのではなく、
一部の国なのか地域なのか集団なのか、
そのあたりは個人の見解によるところなのだが、
とにかくある一部が発展し、
その周辺が引っ張られる形で徐々に向上していく
ということのようだ。
日本のような中央集権的な国で言えば
東京の霞ヶ関を中心に近代化が進み中央から離れるほど
文明化の度合いは低下していく、
イナカ臭くなってゆくってことでしょう。
再び縁起のいい末広がり構造の東京タワーに戻ります。
Zu1
実際の工事でも今ほど機械化の進んでいない時代、
多くの人々に仕事を供給したであろうことが予想できます。
養老先生的文明論でいえば、
そのカタチの通り広く周辺にわたっての
「文明化」に寄与したことでしょう。
かかるに、スカイツリーです。
Zu2 
ナンでしょうか、あれは。
マッチ棒を突き刺したような、孤立無援・自主独立的イデタチ。
最少の面積で効率的に高さを確保した
近代的建築物といっておきましょうか。
人手頼みの東京タワーと違い
こちらは工場で組み上げた部品を組み立てるプレハブ構造。
独自に開発した最新の工法といえば聞こえはいいが、
閉鎖的なグループ企業間のみで完結した
事業形態であることが推察されます。
支えるでもなく支えらえれるでもなく
起立するその姿は、さながら昨今言い募られる
「無縁社会」の象徴のようでもあり、
末の広がり具合に乏しく、一気に頂点に達するそのカタチは、
勝ち組負け組みの違いがより鮮明化した
格差社会とやらの隠喩のようでもある。




typhoon
「格差社会」といわれて久しいが
「格差」のない社会などないのが真実である。
よく注意して聴いていると、テレビのコメンテーターあたりでも
「格差が悪いのではなく格差が固定化されるのがわるいのです」と
声を小にしていっておられる。
なるほど、「固定化」されない格差なんてものがあるのか知らないが、
あなたも私も今は「下」でもいずれは
「中」になり「上」なる「可能性」もありますよ。と
ここでいう「可能性」の事を映画「マトリックス」では「選択」といった。
パンドラの箱伝説(?)で言えば
「最後に希望だけが残された」ってヤツである。
これは一種の宗教である。
救われるものは救われるのだが、
救われないものは信心(努力)が足りないというのだから。
ま、ともかくそういう説得の仕方はあるだろう。
が、現実的に言って格差は常に存在し常に固定化にむかう。
が、エントロピー増大の法則よろしく
いずれ、限界に達しその社会構造は崩壊する。
そして、あの不吉なタワー・スカイツリーの不安定さは
崩壊寸前の危険な「格差社会」の今を象徴しているんじゃなかろーか。
そして、その時 スカイツリーはそれまでの世界の墓標となるであるsign02
ややこしくなってきた。
へそ曲がりの私としては、
みんなが嬉しそうに騒いでいるとなんとなく
ケチを付けたくなるのである。(嫌な性格だ)
浅草スカイツリー(浅草ってつくとなんかコミカルsweat02)の完成で
相対的に横浜マリンタワーの存在感が薄くなる


事を危惧するイチ横浜市民のたわごとでした。

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専守防衛隊 玉砕!!

Mission822

コメント付けていただいた皆様有難うございました。

なんだ!応援してくれてた方々もいたんじゃないか!と思うとこれまたヒトシオ誠に残念無念であります。

年末年始にかけて、なんとなく挫けるコトが多々ありまして、中断ってのも潔くないなと勢い「共和国解散」させてしまいました。

ただ、漫画の世界ですから「防衛隊NEO」とか、「専守防衛隊 リローテッド」なんて第2弾もあるかなあ?という甘い気持ちもないわけではないですが・・・。(コケタ作品の第2弾なんて聞いたことないけど)

「専守防衛隊」の問題

作品世界の地平というか、リアリティの焦点が定まりきっていませんでした。最初は意図的に漫画っぽい世界観で何でもアリに出来るよう書いておったのですが、「専守防衛」などというお題目のうそ臭さの暴露をテーマにしていると、どうも理屈っぽくなってくる。そうすると、星の王子様みたいに無人島に机一つの世界観じゃ説明しきれなくなってしまうのです。

そこで、状況設定を説明してゆくと4コマに収まりきらなくなってくる・・・。理想は1話完結なのに。

まあ、「もう少し自分は漫画が描けるハズ!」と勘違いしていた。というのが主な敗因でしょう・・・。

名著 手塚治虫の「漫画の書き方」によれば「テーマはあまり前面に出しすぎてはいけない。ほんの少し匂わす程度」がベストだそうです。

「火の鳥」にしろ「アドルフに告ぐ」にしても、到底「匂わす程度」とは思えないテーマ性の高い作品群を描き続けた神様ではありますが、言いたい事はワカル気がします。

次回作は、そんなハイセンスな漫画がかけるといいのですが・・・。(考え中。考え中。考え中・・・。)

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