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戦争状態

ボクは全くの戦争も戦後も知らない世代だけど、震災以降の世相は「戦争状態」って感じます。

つい先日まで我がままし放題。快適で便利な生活こそ正義。お客の我がままや怠惰に乗っかって要らないものもでも何でも売りつけて上手く儲けたヤツが勝ち!って言ってたのに急転直下「がんばろう日本!」

何を言ってんだ、状況が変わったんだ。東北の為、日本の未来のために多少の犠牲はいとわずがんばろう。

まさしくその通りなんだけど、そのロジックはボクが伝え聞いている太平洋戦争の時のスローガンと一緒なんだよね。

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たぶん天皇陛下がお見舞いに来たって嬉しくねぇとか文句言ってるヒトも逆にカン総理が来たって喜んでるヒトもはたまた石原軍団の炊き出しだってパフォーマンスじゃねえかなんて意見は絶対あるはずなんだけど、いわねーんだよ。結局。

国や軍部がやんなくたって勝手に報道統制するのは報道のもはや本質だと思う。限られた時間で報道する以上放送ソースの選別は必然でそれを行うこと自体客観性を排除するのだから。

そして「助け合い」も「祖国(子供)の未来」も疑うべきもなき正義。ここで「思考停止」がおきて「ガンバル」

今回の敵は自然災害だからコレでいいのだけれど、例えばキタの将軍様の放ったバクダンだったらどうなんのか?

平和憲法だの戦争放棄だのってお題目は一瞬で吹き飛びそうだ。

だって、「状況」が変わったんだもの。ばかいってんじゃねー!お国の為だ。贅沢は敵だ!節電しろ。ちょっとくらい放射能が混じってるくらいで文句言うな。きゃつらの爆弾で殺された人々のコトを思え!

3日でそうなるでしょう。

ナショナリズムは集団の生存すなわち自分自身の生存に直結する本能だが、平和憲法ってのは理念であり、理想であり、願望である。

そういったフィクションが「本能」と言う現実に勝つわけがない。ごく少数の「聖人」を除いて。

一応三流大学の法学部卒で売れない漫画家である私の意見を言わせていただくとですね、憲法と言った社会科学なハナシで「永久」とか使っちゃいけません。(~は永久に之を放棄する。ってやつ)

「永久」って言葉を使えるのは文学とかマンガの世界です。
なんで有限な命しか持たない人間が「永久」の約束をできるわけ?

だいたい誰の許可を得て「永久」とかいってだよ。いかにも一神教の連中のいいそうな事じゃん?

八百万(やおよろず)の神のいる国で勝手にそんな約束したって誰も信じちゃいないのである。

ボクだって最初に小学校の教科書で「永久に放棄しました。」って聞いた時にゃ「へーそういう。建前にしといたんだ。ふーん」って子供心におもいましたよ。
danger

日本人のいや、人間の本質ってのは少々豊かな時代が続いたからって変わるもんじゃないと思いましたね。
外部からの圧力がかかればその存続にかけて集団は結束するし、圧力が弱まれば内部のエントロピーが増大し腐敗ガスが溜まるように膨張し周囲に迷惑をかけつつ崩壊してゆく。

日本って国はその自然災害の多さから、あるいはそれゆえローマ帝国を代表とする過去に繁栄を極めつつ腐り落ちていった文明のような崩壊を見ずに済んでいるのかもしれないのではないでしょうかねぇ・・・。

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