トイストーリー3 子供にはこわすぎ

あいもかわらぬお涙頂戴的なしつこい内容を、シニカルなユーモアで中和させて観させる展開は相変わらず流石。.

そして進歩したCG技術&3Dの映像は子供には十分すぎるほどリアル。

そこまではいいのですが・・・。

以下、若干ネタばれあり。

内容は要するにサスペンス風夜間の脱走劇。しかも悪役連の性格はかなり陰湿rain.

イラクのアブグレイブ収容所あたりを皮肉ってるつもりなのかもしれないのですが、まあ就学前の子供には当然理解不能。

その他バズがデフォルト状態になったり、バービーちゃんの彼氏の性格が70年代不良スタイルだったりとオジサン・オバサンにはおもしろいネタにはなってるのですが、これまた子供には理解不能。気味悪くて恐ろしげですらある様子。

子供向けなんだか、オトナ向けなんだか判らない映画になっちまってるのです。

子連れのオトーサン、オカーサンも楽しめるように組み立ててくれてるのかもしれないのですが、キャラクターデザインやコマーシャル展開からいっても小学生低学年向け映画のはず。
でも、内容はというと、むしろオトーサン、オカーサンしか楽しめない・・・。一歩譲っても中学生以上じゃないと楽しめなさそう・・・。

で、これまた「しかし」なのだが、中学生以上になって「トイ・ストーリー」を映画館に見に行くのか???と思ってしまうのは僕の世代感覚が間違っているのかどうなのか・・・。

なんでも、現代アメリカの不景気・リストラ渦巻く社会を風刺しているつもりらしいが(個人的にそういう演出は大好きなのだが)そういうネタを「コドモ映画」にもかかわらず重要な要素にして作っちゃうのはどうなんでしょう?私は製作側の自己満足と感じざるを得ませんでした。

だって、ラストまで見ると感動的なのだそうですが、我が5歳の娘は恐怖のあまり途中で「こわいよ~」とシクシク泣き始めweepギブアップ。くそ・・・。(-゛-メ)

高い3D料金まで払っての途中退席に(逆?)恨みをこめて申し上げます。「肝心のコドモを最後まで魅せられないコドモ映画なんてコドモ映画失格である。」 と。

ヒョーロン家センセイは、絶賛されておるようですがこれは子供向けファミリー向け映画ではありません。

むしろ、これからの人間は個人のアイデンティティなど認められず労働力・商品として消費され、その人間関係は崩壊していくであろうという冷酷な現代社会を商品としてのオモチャによって風刺した映画というべきで、ウッディだ、バズだとキャラクターで楽しんでる子供を連れ込んで楽しめる映画ではないようです。

これから見に行かれようとされてる子連れオトーサン・オカーサン、よくよくご注意の程を。m(_ _)m

Toystory3

ま、そんなこんなで、ぼくの小さな彼女とのデートは大失敗のうちに終わったのでした。(u_u。)

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

(チョイ役でトトロが出てるあたり、「米帝ディズニー(=アメリカ帝国主義者たるディズニー)に対抗すべく東映動画に入社された。というハヤオ先生もだいぶ「ヤキがマワッタ」といったトコなのかなぁ・・・。などと雑想した次第でありました。)

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宮崎駿はかく語りき

実は、各方面で問題発言・暴言を吐きまくっている宮崎氏。

以前はその無名ぶりゆえ、現在はビックネームすぎるゆえ、世間でその言動を問題視する人間はいない。

その世界の宮崎氏、昨年末の対談で現代の時事(?)マンガについて語られました。

pig

最近の大新聞に載ってる1コマ漫画も4こまマンガもごろ合わせみたいなことばかりやっていて本来の仕事をしていない。怠慢である。

現代社会を見ていれば、もっと血の滴るようなマンガが描けるはずだ!と。

さすが、せんせー!その歯に衣きせぬ物言い。マンセー!ハヤオマンセー!であります。フツー同業者にそこまで言えません。格が違うなら違うなりに、違わないならまたそれ相応に相手を持ち上げておくものでありますから。

それは、それとしておっしゃる事はそのとうりでありますから、私も微力ながらそんなマンガが描けるよう心がけたいと思ったのです。good

そもそもサブカルチャーなんてもんは、何を言ったって相手にされない治外法権のようなジャンルであるのだから、変にいいこぶって当たり障りのないことをいっているようじゃ、その本分を果たしていないと言う事なんでしょう。

海の向こうじゃ、政治的に際どいマンガを描く作家は命を狙われたりして、ホントに殺されちゃったりするのですから、風刺ってのは命がけ。だからこそ、いや、それでも表現したいという人のみが残るからその表現も研ぎ済ませれていくのかも知れません。

そんな精神の少しでも持ち合わせたいと思いつつ、デイリー2NDがんばります。angry

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「おくりびと」のチェロ演奏。

突然「おくりびと」のはなし。

もっくんのチェロ演奏。演技としてはすごくうまいけど、プロ奏者という設定にはチトきついですよね。
いきなり、オーケストラの場面に変わったとき「本業は納棺士やってて、趣味でアマチュアオケにやってんのか。おー優雅だなあ~」と思ってしまいました。

でも、「大草原の小さな家」のおとうさんが弾いていたワイパー弾きヴァイオリンに比べたら段違いに名演技だと思います。


もうひとつ。
どうやら、バイオリン系の弦楽器になじみが深くない方は、どうしても「さんさんと輝く太陽の下でバイオリン(チェロ)を演奏!」って場面をご想像されるようなのですが、これはありえません。

うちのオケが特別だったのかも知れませんが、日光に当たると楽器が割れるという言い伝えがあって、おまえらドラキュラかってくらい直射日光を嫌っておりました。当該主人公もオーケストラ出身ですから土手でチェロを演奏しようとは思わないハズです。

ちなみにヨーロッパの路上でちゃかちゃか弾いている方々というのは、バイオリニストではなくフィドラーといわれるアドリブ系の演奏家で、ニスがはげるとか楽器が傷むとかいうことを一切気にかけない種族だそうです。

映画の本題とはぜんぜん関係ない話でした。
Okuribito_2

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SAYURI / パーフェクトワールド

Sayuri SAYURI (MEMORY OF GEISHA)

外人さんには珍しい、いや、日本人にだって充分異世界な芸者のサクセス・ストーリー

戦前の京都を模した架空の町「はままち」が舞台。

時代考証的な間違い探しをすればキリがないのだろうが、この映画ハナっから正確な日本を描く気はなさそうである。

大体セリフが英語+日本語のちゃんぽん。現代の横文字ばかりの「日本語」をアメリカ人はそんなイメージで聞いているのかもしれない。

30年以上日本人やってる僕だって、戦前の日本の風景なんて知らないのだから映画がまちがってるんだか、ボクのイメージが間違っているんだか断言は出来ない。

にしても、町並み・色彩が中華っぽい主人公のサユリも特に成功した後がヤンキー娘っぽい。「気の利いた受け答え」が出来るはずのサユリ、あんまりスマートじゃないですよそれは・・・>スピルバーグさん

だけど、こういう映画は「それがアメリカ人が見た日本」あるいは「アメリカ人が見たがってる・想像しうる日本」と割り切ってみれば結構楽しめる。

ストーリー自体はありきたりですが「違った世界に行った気が出来る」ファンタジーな映画としてよく出来ていると思いました。

confident一見の価値あり。

Kurint     「パーフェクト・ワールド」

脱獄犯のケビン・コスナーが人質の少年との逃避行を通じて友情を暖めるストックホルム症候群の男版。

それを追うのが本映画の監督にして刑事役のクリント・イーストウッド。

いかにもアメリカンな刑事が、結構惨めというかコミカルに描かれているのが面白い。

最終的にはアン・ハッピーエンド。

これまで私の好みはアン・ハッピーエンドな物語でした。

ハッピーエンドなんてウソ臭い。喜ぶのは女子供。と自分も子供な時は特にそう信じてました。

でも最近は・・・世の中アン・ハッピーエンドなことばかり。そこまでは、以前と一緒なんですが、だからこそ映画くらいハッピーエンドであってほしい。shock(ジジ臭!)

取ってつけたようなハッピーエンドは興ざめですが、うそ臭くない「ハッピーエンド」を考えてくれよって気持ちになってきました。

・・・・自分の描く4コマもハッピーエンドを心がけよう。catface

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NHK「日本のこれから」

「朝まで生テレビ」のNHK版のような番組。

企画自体は面白いのですが、呼んでくる論客・視聴者の人選が微妙で別の意味で面白くなってしまっている。

あの視聴者代表さんたちはどこから連れてくるのでしょう???

今のシロウトはテレビカメラの前でもあんなに雄弁に自説を語るのでしょうか?

事情はしりませんが、何か明らかに社会に怒りをもっていて「そりゃあ、思い込みだろ?」みたいな都市伝説的迷信を真顔でまくしたてたりして、かなりNHK的な番組運営を破壊している。

NHKの考える「一般人」ってああいう方々なんでしょうか?

そんなワケで議論はほとんど深まることもせず上っ面を滑っていく。最初の頃あの「小林よしのり」大先生が登場していたので一度見たことがありましたが、そんな体たらくでしたのでそれ以降はずっとご無沙汰しておりました。

今日は、「時事」の研究の為久々に見てみました。

竹中平蔵VS森永拓郎

この二人をキャスティングするセンスが好き。

見た目から言うと断然竹中氏が頭良さそう。言ってる事も常識的。

でも、こう云う奴はヒトを簡単に騙しそうなので、お付き合いはご遠慮したい。

対するモリタクさん。なんか害はなさそうだけど、話かけたら意外にしつこくて「失敗した」とか思うかもしれない。

そんなクールな竹ちゃんとお馬鹿なモリタクちゃんの議論?掛け合い?は面白かったです。

これ、絶対何らかの結論出す気ないでしょ。→NHK

Hezomoritaku

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「親父たちの星条旗」

20060908004fl00004viewrsz150x 以前「硫黄島からの手紙」を見ていたので、昨日は上記作品を観てみました。

ディズニーの「パールハーバー」は相変わらずアメリカ的能天気な映画でしたが、こっちはスゴイ。

日米両軍の描写もナショナリズム的な意味で主観的なところもなく、コッポラ映画のように突き放した世界観で描かれている。

困ったところも多い超大国アメリカだけど、こういう作品を制作・公開できるところは流石自由の国。

ポスト・アメリカをめざす大中華帝国さまにも見習ってほしいところであります。

日本軍は圧倒的な物量のまえに、ロクな反撃もできないまま玉砕していたイメージが強かったので、米軍のやられっぷりが意外だった。

正直なところ、「パールハーバー」だと攻撃している日本軍側に感情移入してしまい、素直に映画を楽しめない。

ところが、こちらはほとんど「日本人」が出て来ないため(出てきても殆ど人影のみ)戦闘で倒れていく米軍側に素直に同情できる。

そして、その米軍の上層部や政治家たちはくだらないエゴむきだし。国民も決して人道的でない。

そこで利用される「英雄」達。

「英雄」とは何ぞや・・・?

最後は一応「ハッピーエンド」的なまとめ方でストーリー的にもうまい。

クリント・イーストウッドと言えばお馬鹿な西部劇の俳優と思っていましたが、断然監督業の方があってると思います。catface

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ぽにょ?

Ponyo 最初に断っておくが僕は宮崎駿を尊敬しているしその影響を受けていることも大であると認識している。

で、「崖の上のぽにょ」。まだ観ていないがその、宣伝等による第一印象について。

いや、宣伝しか知らないのだから、あくまで宣伝についての印象である。

「ぽーにょ、ぽーにょ、ぽにょ」って、選挙じゃあるまいし名前の連呼。その歌詞が駿先生のものでないこと祈ります。ちなみに「とっとろ、とっとーろ」は先生の作詞でありましたからちょっと不安。

そして、唄の子供ちゃん。かわいい?あれ。なんかオトナの計算が見え隠れしてていやらしく感じる・・・。のは私がいやらしいからでしょう・・・きっと。

スタジオ・ジブリを立ち上げたあたりから宮崎先生、その発言とは裏腹にかなり商売上手というか金儲けに走る傾向が強い。

スタッフの給料考えたら仕方ないのだろうけど、環境保護とかがテーマのトトロを、キャラクター商売にしちゃったりしてなんか映画・先生本人のイメージを自ら壊しているような所がみうけられます。

特に今回の「ぽにょ」。「テレビじゃあ常套手段だろうけど、ガキをダシに使って商売しようなんて最低の戦術ですぜ、先生!?」が、今のところの感想です。

今のところ特に観に行く予定はありませんが、見終わったらどんな気持ちになっているか楽しみです。 happy01 

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7人の侍

200pxseven_samurai_poster まず、一番ショックだった事。

セリフが日本語なのに聞き取れない。録音状況とか方言とかもあるのだろうけど、ほとんど意味が判らず日本語の映画なのに字幕オンで観てしまいました。

21世紀の今日観てみると時間の流し方、間の取り方が違うようだ。じらし方に時代を感じる。

現代の映画はせっかちで、オチというか、結論までもっと短い時間で持っていかないと観てもらえないとばかりに兎に角展開が速い。

DVD2枚組みの長編にも関わらず飽きずに観られるという事はストーリーもよく出来ているという事なのだろうけど、「7人の~」シリーズでいつも思うのは、「主役が7人も必要か?」という事。

よくキャラがかぶってるというけど、7人いるとそれぞれに感情移入するのが難しいと思うのです。

オーシャンズ11だか12?(13もあったか?)なんかよりはマシですけど。

これも時代の違いですが、戦闘シーンもセックス・シーンも当時は革命的だったにせよ現代から見たらものすごく淡白。

逆に現代だからこそ(?)過激に感じるのが、作中で展開される「百姓論」。

当時はあれくらい過激に表現しないとリアリティがなかったのだろうか。

そもそも「百姓」って放送コード?

7人の侍に出てくる百姓も町も村も、とにかく惨め。BSなんかでたまにクロサワ映画をやっていても、あの惨めったらしさが嫌で観ていられなかった。

権威主義ってありますね、例えば世界のクロサワが作った映画だからいいに決まってる!って意見。

逆に反権威主義者言えば敢てそういった権威にたてつく人。僕はどちらというと反権威主義。エバッてる人が嫌い。

でも、権威主義も反権威主義も「権威」を認めている時点で同じ穴のムジナ。

無神論のように神を信じない。応用して権威を信じない、気にしない無権威論者が理想です。

そんな、真っ白なココロで「7人の侍」を観てみて。

・・・・時代かなぁ。世間で言われてるほど「面白い!」とは思えなかった。

でも、「隠し砦の3悪人」はクロサワ盤を観てみたいと思ってます。

あれ、やっぱ権威主義者か?

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ゴッドファーザーⅢ

41mzpytuupl なかなか風邪が治らないので今晩はDVD鑑賞にしました。

滅多に見る機会のない長編映画ゴッドファーザーⅢ。初めて通して見ました。

親子関係、夫婦関係、家族と仕事、夢と現実、信頼と裏切り。

未来永劫万国共通のテーマですねぇ・・・

そんな永遠のテーマに挑戦しようと、僕も乏しい力でマフィアモノの4コマ漫画をグランプリで描いたり、ネーム送ったりするのですが、結果的には人気なかったりボツになったりしております。

penguin(ネタバレあり)

凄い。凄いが、パート1,2で感じたドキュメンタリーを見ているかのようなリアリティが・・・たまに中断され、ああ、映画見てんだよなって素に戻される・・・なぜ?ん?そうか、ソフィア・コッポラだ。

なんで、マイケル・コルレオーネの娘があんなヤンキー娘なのweep

そして全てをぶち壊す学芸会ばりの演技。

特に最後に殺されるシーン。心臓撃ち抜かれてるのに「撃たれたのって、アタシ?」みたいに突っ立ってる演技?演出?あれだけはカットして欲しかった!crying

アル・パチーノの名演技とギャップありすぎです。

スターウォーズとかなら、あの程度でいいのだろうけどゴッド・ファーザーには役不足じゃないでしょうか?

・・・と、僕がだけが憤慨してるのかとpcネットで検索してみたら、ソフィアちゃんの大根ぶりは周知の事実でありましたので、このへんで終わりにしておきます。

次は「七人の侍」に挑戦する予定です。

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スターウォーズEP Ⅲと 終戦記念日

ちょっと過ぎてしまいましたが、さっきまで終戦記念日。そして昨日見てきた訳ではありませんが、スペースオペラの超大作SWエピソード3は、帝国軍の勝利で終わるこれまでのハリウッド映画にはあり得ないエンディングとなった3部作の完結編。星の戦争はついに終わってしまった。

僕の中のSWは、もっと脳天気勧善懲悪のオハナシだったハズでした・・・人間30年もやってれば、10代の時と同じように映画を楽しめない物なのだなあ。

SWの戦争観

アメリカ人にとって、戦争は決して自国内ではなくどこか未開の辺境の土地で起きるようだ。パドメがどんなに「今は戦争中だ」と嘆いてみても、首都の夜景は照明で光り輝き、交通機関は普通に動いている。

これが、アメリカ人の考える戦争状態なんだろう。唯一攻撃を受け被災しているのはジェダイ評議会の巨大なビル。これほど巨大である必要は全く感じない機能の建物であるけど、これが首都のランドマークのようにそびえるビルで、こいつのみが炎上している光景は、あの9.11を連想させてしまうのです。

「本土攻撃」こそ彼らにとって、「悪」の最大級の表現なのでしょう。

そして、そーゆー悪い事をやってのけた首謀者が、オサマ・ビンラディンであり、東条であるトコロの暗黒皇帝シスなんだと。

その兵隊はどいつも同じカオをしたクローン人間で、EP4~5で気軽に殺される「ヤラレキャラ」になっている。

そうか、どうやら読めてきた。SWの世界観は気軽な、スペースオペラ。ザッツ エンターテイメントとしてのみ設定されていたのだと思っていたがそんなにルーカスは脳天気じゃなかった。

しっかり、本筋とは別のところで、良くも悪くも日本や、アメリカの敵を思わすような隠喩の数々がちりばめられているようだ・・・

ルーカスがアキラ クロサワのファンで、日本通なのも有名な話。日本というよりジャパンからインスピレーションを受けてSW世界の構築のパーツとしたとしても、不思議はない。

それにつけても、最後まで、暗黒皇帝の野望の動機が語られなかったのは「やっぱり」というべきだろうか?

悪」の言い分など理解できないし、理解する気もない。だから、悪なんだ。

と、ルーカスは云わんとしているのか?

しかし。ウォーズには理由があるはずで、SW内で語られる戦役には。通商問題だの、誰それが、人質になってるだのの理由があった。唯一客観的に理解できそうな理由、動機もなく世界を戦争に陥れているのが暗黒皇帝シスなのである。

別に彼は、虐待されてるわけでも、明日のメシに困ってるわけでもなく貴族のような振る舞いからしても、セレブであり、エグゼクティブであり、何も不自由はナイハズなのである。

彼にないのは、「足ることを知る」気持ちだった。銀河国会(?)の議長にまで登りつめても満足しない権力欲。支配欲。

え??・・・そうか、いや?そうなのか?暗黒皇帝シスとは、アメリカの姿じゃないか。

さしたる理由もなく世界各地に戦争をばらまき、世界の支配者たらんとするが、その動機は誰にもわからない。

世界の安定?石油の安定?でもさ、それで何が得られるのかな?酒池肉林の生活なんだろうか?インターネットで60億人が独り言を書き綴れる生活なんだろうか?

SW エピソード6(最終章)では、帝国軍に勝利した主人公ルークのもとに聖霊(?)となったベーダー、オビワン、ヨーダが現れてエンディングロールとなる。

そう、精神さえ美しければ何もいらないじゃないか、心を清めた彼らは永遠の命を手に入れられたんじゃないか!

スターウォーズは強烈なアメリカ批判を含んだ反戦・反物質文明を主題とする映画だったのだ!って・・・そんなはずはもちろんありませぬ。

理屈と軟膏はどこへでも くっつく。ってやつですかね。

ご静聴ありがとうございました。

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